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基礎は地震時に建物を支える要です。
基礎に鉄筋が入っていなかったり、ヒビが入っている場合は大地震時に基礎が崩壊し、建物が倒壊することが考えられます。
無筋コンクリート基礎の場合は、これに沿って新たな鉄筋入りの基礎を設けて丈夫にしましょう。

壁が丈夫に出来ていても床が強固に出来ていないと建物全体で地震に対抗することができません。

床を強くするには、火打ち梁を設置したり、床面に構造用合板を張ることによって補強できます。

建物は軽いほうが地震の力を受けずにすみます。

たとえば、重い瓦屋根を軽い金属屋根などに惹きかえれば、建物への地震の被害は少なくなることになります。 

古い建物や水周りの柱や土台は、腐ったり、シロアリの被害を受けたりして本来の耐震性能が発揮できないことがあります。

そのような劣化した部材は新しい部材に差し替えたり、つぎ木したりして、健全な部材に交換しましょう。

一般的な木造住宅は筋かいや構造用合板など入った壁（耐力壁）がバランスよく配置されることによって地震力に抵抗できるようになっています。

耐力壁の量が不足している場合やかたよっている場合は、既存の壁をより強い耐久壁に替えるか、壁のないところに新たな耐久壁を設けることが必要です。

大地震時には建物が大きく揺れて、柱と土台、柱と梁等の接合部がはずれ、建物全体が崩壊してしまうことがあります。

このようなことがないよう、接合部は金物でしっかり補強しましょう。